新首都イメージ図を公表
国会等移転審議会
国会等移転審議会は4月22日,首都機能移転先のイメージ図を公表した。これまでの検討成果を中間的にとりまとめたもの。
「緑につつまれた国会都市」と題された鳥瞰図には,水田・里山などの日本的原風景の中に,クラスター化された都市群や新幹線などが見られる。
人口約10万人の「国会都市」を中心に低層の小都市群が広がり,最大でも約60万人程度の都市となる。
 公表されたイメージ図は,インターネット国土庁ホームページ(http://www.nla.go.jp)でも公表され
電子メール(itenka@nla.go.jp)などで7月末頃まで意見を募集する。それらをふまえて今年の夏から秋頃をめどに最終的なとりまとめを行う。
 審議会では今年1月に首都機能の移転先候補として選定された3地域に対して,4月21日に北東地域(宮城,福島,栃木,茨城),22日に東海地域(岐阜,愛知,静岡)の関係府県に公開ヒアリングを行った。三重・幾央地域(三重,滋賀,京都,奈良)へのヒアリングは5月25日に行われる。今後は現地調査を行い,来年秋頃を目安に移転先の候補地選定を進める予定だ。
《出典》日経アーキテクチュア (10/05/18) 前頁      次頁