魚好きは肺がんになりにくい
愛知県がんセンター研発表
 魚が好物の人は肺がんになりにくい――。がんの発生と食生活の関係について、名古屋市の愛知県がんセンター研究所がこんな研究結果を発表した。
 過去10年間の肺がんの患者1000人余りと、がん以外の病気の患者約4200人の食生活を調べた結果、さしみや焼き魚などを食べる回数が増えるにつれて、肺がんの一つ、腺(せん)がんになる危険率が下がった。

 腺がんは肺がんの半分ほどを占めるとみられ、最近増えている。日本より喫煙率が低い国よりも日本人の発生は少なく、「魚好きの食習慣が予防に関係しているのでは」と着目していた。
《出典》朝日新聞 (12/09/02) 前頁      次頁