【07.述而:第03】
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子曰。德之不脩。學之不講。聞義不能徙。不善不能改。是吾憂也。
子曰く、徳の脩まらざる、学の講ぜざる、義を聞いて徙る能わざる、不善の改むる能わざる、是れ吾が憂いなり。
先師がいわれた。――
「修徳の未熟なこと、研学の不徹底なこと、正義と知ってただちに実践にうつり得ないこと、不善の行いを改めることができないこと。――いつも私の気がかりになっているのは、この四つのことだ」(下村湖人『現代訳論語』)
しのたまわく、とくのおさまらざる、がくのこうぜざる、ぎをきいてうつるあたわざる、ふぜんのあらたむるあたわざる、これわがうれいなり。