【02.為政:第01】
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子曰。爲政以德。譬如北辰居其所。而衆星共之。
子
し
曰
のたまわ
く、
政
まつりごと
を
為
な
すに
徳
とく
を
以
もっ
てす。
譬
たと
えば
北辰
ほくしん
の
其
そ
の
所
ところ
に
居
い
て、
衆星
しゅうせい
の
之
これ
に
共
むか
うがごとし。
先師がいわれた。――
「徳によって政治を行なえば、民は自然に帰服する。それはあたかも北極星がその不動の座にいて、もろもろの星がそれを中心に一糸みだれず運行するようなものである」(下村湖人『現代訳論語』)
しのたまわく、まつりごとをなすにとくをもってす。たとえばほくしんのそのところにいて、しゅうせいのこれにむかうがごとし。