大野 彩 フレスコ画展
[ユーラシアの風にのって]
<アートサロン アクロス>

今となってはいつの頃かわからない遥か昔、ぼくらの先祖がアフリカ大陸からジブラルタルを渡り、ユーラシアに一歩を印した時、人類は文明の黎明を迎え同時に絵画の歴史は産声をあげた。

その後文明は悠久の時を刻みながらユーラシアを西から東へ吹き抜ける風にのって韃靼海峡をひと跨ぎし、わが孤島に辿り着いた。

フレスコ画家大野彩さんは歴史の語部として、ぼくらが深い闇の中に置き去りにした風の記憶を今に綰り寄せるべく絵筆を揮う。そして大野さんの生来の先見性は、それを天職と自覚したことだ。岡川左斗師

1998年1月23日[金]~2月1日[日]
AM11:00-PM7:00(会期中無休)
大野 彩■l976-多摩美術大学油絵科卒業●77-大橋員
コンクールにて大橋賞受賞●78-東京芸術大学大学院壁
画科修了フレスコ専攻 安井賞入選●79-安井賞入選●
84-天展道友社賞受賞 大橋賞受賞作家展出品ホアン・ミ
ロ国際デッサンコンクール入選(スペイン)●90-懐石夏
彦、店内壁画制作 ギンザのサエグサ玉川高島屋店壁画制
作●91-MEDlUM2入選(ルーマニア)●93-柏アートフォー
ラム・TOMON賞入選●95-96-イタリア留学、STUDIO PA‐
SSERIにてフレスコ研修(フィレンツェ)●96-ルーマニア、
アカデミア壁画科にてフレスコ研修●現在、東京芸術大学
壁画研究室、武蔵野美術大学短期大学部非常勤講師

アートサロン アクロス
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制作協力 巧左官工芸 東京映像社
《出典》左官工芸 (10/01/19) 前頁  次頁