ホルムアルデヒドを補そくする薬品
「シックハウス症候群」に朗報
大林組は、新築の家などで気分が悪くなる「シックハウス症候群」の原因といわれるホルムアルデヒドを補そくする化学薬品を開発した、と発表した。

「アルデノン」と名付け、紙や建材への活用など商品化をめざす。

ホルムアルデヒドを活性炭に吸着させるなど従来の方法では、気温が上昇すると再び空気中に出たり、効果が長続きしなかったり難点があった。

今回開発した薬品(固体)は気体のホルムアルデヒドと反応して取り込む。
薬品は水溶性なので、紙にしみ込ませて家具や押し入れに敷いたり、活性炭の表面につけたりできる。

新築マンションの家具の中に紙を敷いて実験したところ、ホルムアルデヒドをほぼ100%補そくしたという。
《出典》朝日新聞 (10/02/27) 前頁  次頁