見事に蘇ったヨドコウ迎賓館
重要文化財-- F.L.ライト設計
阪神・淡路大震災から3年。

ヨドコウ迎賓館の修復工事が無事終わり、一般公開する運びとなりました。震災による被害は、築70年にもかかわらず、比較的軽微であったといえます。

ヨドコウ迎賓館の来歴
ヨドコウ迎賓館は大正4年(1915年)に、当時の帝国ホテル設計の依頼を受けて来日していた20世紀最高の建築家と評されるF.L.ライトによって設計されました。
設計を依頼したのは、灘の酒造家であった山邑家で、ライトに設計を依頼した時期は定かではありませんが、上棟式は大正13年(1924年)におこなわれています。しかしライトはトラブルにより大正11年(1922年)に帰国しており、実施設計と監理はライトの高弟、遠藤新、南信によっておこなわれ、大正13年(1924年)に竣工を迎えました。昭和22年(1947年)社長公邸として、ヨドコウの所有になりました。


《出典》ヨドコウニュース (10/04/13) 前頁  次頁